嘔吐に下痢、腹痛と辛い症状をもたらす「腸炎ビブリオ」。毎年腸炎ビブリオによる食中毒の発生件数は多く、知らない間に「腸炎ビブリオ食中毒」に なっていたという事もあります。感染してからの適切な対処も大切ですが、食中毒は「感染しないこと」が非常に大切なんです。そこで今回は腸炎ビブリオ からの感染予防のポイントをいくつかご紹介したいと思います。

腸炎ビブリオの感染予防について

腸炎ビブリオの感染予防をするにはまず、腸炎ビブリオの特徴を把握しておきましょう。どの食材に潜んでいるか、加熱や冷凍に弱いか知っておくとより 効率よく予防することができます。

腸炎ビブリオの特徴

腸炎ビブリオは塩分が多い環境を好みます。なので海の中などに常在しており、海の中で生活する貝や魚に付着します。魚介類が腸炎ビブリオの主な感染経路と なるのも納得がいきますよね。増殖するスピードが速く、短い時間であっという間に数を増やしてしまうので素早い予防や対策もポイントとなります。その他の 特徴は、、、 真水に弱い 20℃以上で急激に増殖 4℃以下では増殖しない 加熱処理に弱い(毒素は消えない場合あり) 冷凍保存に弱い などがあります。これらの特徴を参考に腸炎ビブリオの感染予防法を見てみましょう。 水しぶき


 

腸炎ビブリオの感染予防法

魚介類は真水でよく洗って、清潔な調理器具で調理する!

腸炎ビブリオの付着した魚介類は真水でよく洗う事によって、そのほとんどを洗い落とすことが可能です。後は十分な加熱処理を行えば安全に食べることが できます。使用する調理器具は使用後にきちんと殺菌する事。まな板や包丁からの二次感染を防ぐためです。高濃度次亜塩素酸水は殺菌効果にすぐれているため利用するとよいでしょう。次亜塩素酸水は楽天市場等でも販売されていますからね。

魚介類を購入した後はすぐに冷蔵庫や冷凍庫にしまう!

腸炎ビブリオは4℃以下になると増殖しなくなります。冷凍保存でほぼ死滅させる事ができるので、魚介類を購入した後はすぐに調理しない場合、冷蔵庫や 冷凍庫に入れて保存しましょう。また、生魚をさわったあとは臭いものこりますし、放置すると手にバイキンが繁殖する可能性もあります。
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感染予防アイテムを使う!

ドラッグストアで購入できる感染予防アイテムを使うのも効果的です。手や調理器具もただ洗うのではなく、感染予防アイテムを併用する事によって除菌率・ 殺菌率を上げる事が可能。より徹底した感染予防ができます。噴きかけるスプレータイプが使いやすくて便利。 除菌スプレー また、感染しても免疫が負けないように健康な体作りを心がけましょう。規則正しい生活にバランスの良い食事、適度な運動で食中毒に負けない体作りを少しずつ 実践してみてくださいね。